おつまみにも最適な牛すじの煮込みは、低糖質なので糖質制限中の方にもおすすめのメニューです。
電気圧力鍋を使えば、下処理から調理までほったらかしで牛すじを柔らかくとろとろにできます。
今回は、甘さを控えたレシピと、**料理が美味しくなる「塩分量の計算方法」**という応用ノウハウも合わせてご紹介します。
(※このレシピは、他の電気圧力鍋の圧力調理・無水調理モードでも応用可能です。)
1. 失敗しない「塩分0.8%の法則」で味付けを決める

このレシピの最大のポイントは、**全体の重量に対して塩分量を0.8%**に調整した点です。人間が美味しいと感じる塩分量はほぼ決まっているため、この計算をすることで味がぴたりと決まり、必要以上に調味料を使うのを防げます。
材料の合計重量: 牛筋肉400g+野菜300g=700g
必要な塩分量 : 700g×0.8%=5.6g
使用する醤油量: 醤油大さじ1=約3gの塩分 醤油大さじ2(約6g)
2. ほったらかしでとろとろ!牛すじ煮込みレシピ
・材料(甘さ控えめ)
・牛すじ肉 400g
・こんにゃく 適量(今回は約200g)一口大に切る
・しいたけ 適量(今回は約100g)一口大に切る
・生姜 ひとかけ せん切りにする
・水 500ml
・しょうゆ 大匙2 (塩分調整済み)
・酒 大匙4
・みりん 大匙1
● 作り方
ステップ1:牛すじ肉の下処理(圧力調理)
電気圧力鍋の鍋に牛すじ肉400gと水500ml(分量外)を入れ、本体にセットします。
フタを閉め、**「圧力調理」**モードを選び、30分加熱します。
加熱後、牛すじを鍋から取り出し、水で洗いながら一口大に切り、下処理完了です。
ステップ2:煮込み(無水調理)
こんにゃく、しいたけ、千切りにした生姜を準備します。
鍋に下処理した牛すじ肉、こんにゃく、しいたけ、そして全ての調味料(醤油、酒、みりん)を加えます。
フタを閉め、「無水調理」(または「煮込み」)メニューを選び、約1時間加熱します。
(象印 煮込み自慢をご使用の方は、メニュー番号57でも調理可能です。)
3. 作ってみた感想と活用法

甘ったるくならず、塩分量がぴったり決まったことで大正解の味付けになりました。
圧力鍋で調理したので、牛すじ肉も柔らかく美味しく仕上がりました。

食べる前にネギや七味をプラスすれば彩も良くなり、おつまみや、ご飯のおかずとしても最適です。
低糖質で満足感も高いため、糖質制限中の方の常備菜にもおすすめです。
*塩分量など、この本を参考にしました。
*おすすめの、醤油、みりんです