スーパーで買ってきたパイナップルの葉の部分から育てる「再生栽培」にチャレンジした記録です。
再生栽培は、実がなるまでに2〜3年かかると言われていますが、結論から言うと、私のパイナップルは約1年で枯れてしまいました。
しかし、この挑戦の中で、パイナップル栽培において最も重要で、ほとんどの人が見落としがちな「土」の秘密を発見しました。
この記事では、再生栽培の基本手順と、1年で枯れた原因から学んだ最大の教訓をご紹介します。
1. パイナップル再生栽培の基本と成功への手順
美味しい台湾産パイナップルを食べたことがきっかけで、栽培にチャレンジ。手順は非常にシンプルです。
① 根出し(水耕栽培)
買ってきたパイナップルの茎(葉っぱ)の部分をクルッとひねって外し、茎に残った果肉を切り、下の方の葉っぱを5〜6枚引きちぎります。
水に漬けて時々水を変えながら約1ヵ月が経過すると、根が出てきます。

② 土への移植
根が出てきたら、土に植え変えます。
順調にいけば、数ヶ月間は順調に育っていきます。


2. 【最大のノウハウ】パイナップル栽は「酸性土壌」
栽培中に知ったこと、そして実際に比較して最も驚いたのが「土」の重要性です。
ブルーベリーの土はパイナップル栽培におすすめ!
当初は家庭菜園で余っていた土に移植しましたが、本や資料によると、パイナップルはブルーベリーと同様に酸性土壌で栽培するのが良いということがわかりました。
そこで、新しく根が出た苗は、ホームセンターで購入したブルーベリー栽培用の土に移植して比較してみました。

素焼き鉢ののパイナップルは、家庭菜園で余っていた土に移植しました。
その後に育てた苗は、ホームセンターで購入したブルーベリー栽培用の土に移植。
下の写真の白い植木鉢2つがブルーベリー用の土に植えた苗です。
はじめの苗から1ヵ月くらい遅れて植えたのに、同じくらいの大きさになっています。
やっぱり酸性土壌に植えた方が育ちが良いようです。
3. 栽培1年間の記録と最終的に枯れた最大の原因
順調に育っているように見えましたが、残念ながら、再生栽培チャレンジは約1年で幕を閉じました。
収穫までは2〜3年かかると言われていますが、そこまでたどり着けなかった主な原因は、日本の気候と冬の管理にあると推測しています。
教訓:植え付けの土はクリアできても、日本の寒い季節の管理(温度、湿度、日当たり)の難易度はやはり高いことがわかりました。
再生栽培は実がなるかは別として、キッチンで手軽に始められる楽しいチャレンジです。興味がある方は、ぜひ「ブルーベリー用の土」を使って挑戦してみてくださいね。