健康のために全粒粉パンを食べたいと思い、ホームベーカリーで焼いてみたものの、「硬くてパサパサになる」失敗に悩んでいませんか?
全粒粉100%のパンは難しいと言われますが、**「粉の選び方」と「水分量」**の2つの秘訣を守れば、ホームベーカリーでもふわふわ食感に焼き上がります。
この記事では、失敗を重ねて見つけた成功のためのノウハウと、応用アレンジの決定版レシピをご紹介します。
1. 全粒粉100%パンを成功させるための2つの秘訣
全粒粉100%のパンを失敗なく焼くには、次の2点にこだわるのが重要です。
① 秘訣:粉の「挽き方」にこだわる
粗挽きの全粒粉を使うと、どうしても硬くてパサパサのパンになりがちです。
成功の鍵: **「細かく挽いてある全粒粉(微粒)」**を使うことです。細挽きの粉は水分を吸いやすく、パンが膨らみやすいため、ホームベーカリーでもふわふわに仕上がりやすくなります。
② 秘訣:水分量は「全粒粉250gに対し200ml」
水分が少ないとパサつきの原因となります。試行錯誤の結果、全粒粉250gに対して水分を合計200mlにすることが、失敗しないための安定した目安だとわかりました。
(例:水130ml + 牛乳70ml = 200ml)
2. 決定版レシピ:甘さ控えめ全粒粉100%パン
上記の2つの秘訣を守って焼く、基本のレシピです。
■ 材料(全粒粉250gコース)
・全粒粉(細引き) 250g
・水 130ml
・牛乳 70ml (スキムミルク大さじ1+水200mlでも可)
・塩 4g
・バター 10g
・砂糖(きび糖) 20g(甘みがある材料をプラスで使う時は15gで調整)
・ドライイースト 3g
■ 作り方
全ての材料をパンケースに入れ、ホームベーカリーの**「全粒粉パンコース」**で焼くだけです。
硬さの心配なく、甘さもちょうど良い、ふわふわのパンが焼けました。

3. 応用編:具材と材料を工夫するアレンジレシピ
基本レシピをベースに、お好みの材料でアレンジが可能です。
① クルミ入りアレンジ

粗く刻んだくるみ50gを自動投入。
栄養価の高いオメガ3脂肪酸を摂取できます。
②レーズン入りアレンジ
ブザーが鳴ったらレーズンを投入(または、最初から投入)
レーズンの甘みがあるので、砂糖15gでも甘さはほとんど変わりはありませんでした。
② 材料の代用・工夫
■乳製品:
スキムミルクが無い時は、クリープ、牛乳で代用も可能です。
■甘さ:
砂糖を減らし過ぎると膨らみが悪くなりますが、具材の甘さを期待して砂糖を15gに調整すると美味しく仕上がります。
4. 比較検証:粉のメーカーによる風味の違い
「細かく挽いた全粒粉」という条件が満たされていれば、どのメーカーの粉でも失敗は少ないですが、風味には違いが出ます。
5. 失敗事例から学ぶ:初挑戦で「硬いパン」になった原因と教訓

全粒粉100%パンは、プロが焼くと砂糖不使用でもふっくら仕上がりますが、家庭のホームベーカリーで初挑戦する場合は失敗しがちです。
ここでは、私が最初に失敗した時のレシピと、そこから学んだ教訓をご紹介します。
【焼き上がりの結果】
あまり膨らまず、パン屋さんの味に近い風味はあったものの、外側がカチカチで食べにくい仕上がりになってしまいました。
■ 失敗から学んだ教訓
この失敗から、ホームベーカリーで全粒粉100%パンを焼く際の安定性を高めるための重要な教訓を得ました。
粉の選択の重要性: 全粒粉100%で焼く場合、国産の粗挽き粉は風味は良いものの、ホームベーカリーでは膨らみが安定しません。「細かく挽いてある全粒粉」を選ぶことが成功への第一歩です。(→セクション1の秘訣へ)
油脂はバターが安定: 油脂をオリーブ油でなく、バターを使う方が、生地が安定し、食感が柔らかく仕上がりやすいです。(→決定版レシピではバターを使用)
プロの技術は別物: パン屋さんで買った全粒粉100%・砂糖不使用のパンはふっくらしていましたが、これはプロの技術(練り方や発酵温度管理)の賜物です。家庭で再現するには、**少量の砂糖や油脂(バター)**を使った基本レシピで安定させる方が無難です。
この失敗談が、これから挑戦する皆さんの手間や失敗を減らす助けになれば幸いです。
その様な理由で、写真のパンの形が違います。
どちらのホームベーカリーでも、問題なく焼けました。
