50代からの心地よい暮らし

50代からの日々を丁寧に、心地よく過ごす為のアイデアを共有したいと思っています。

7年間の記録。食べた柿の種から育てた成長記録と予期せぬ結末

2018年の小さな挑戦:柿の種を土へ

2018年の秋、美味しくいただいた柿の種。

ふと思いついて土に埋めてみたのが、この7年間の記録の始まりでした。

特別な手入れはしていませんが、種は無事に発芽し、ゆっくりと成長を始めました。

何度か植え替えを繰り返し、徐々に大きな鉢に移していきましたが、肝心の実がなる気配は全くありません。

鉢植えでは栄養が足りないのかと考え、今年の初めに庭の「地植え」に変更してみることにしました。

それが良かったのか、あるいはちょうど良い月日が経過したからなのか。

なんと今年、ついに花が咲き、数は少ないながらも実を付けてくれたのです!

「桃栗3年、柿8年」を体感。7年目の結実

「桃栗3年、柿8年」という言葉の通り、本当に長い年月がかかるものだと実感しました。

実際に種を埋めてから7年目での結実です。

柿は「雑種性」が強く、種をとった元の柿と同じ味になるとは限りません。

甘い柿の種を埋めましたが、もしかしたら渋柿になるかもしれない。

そう思いながらも、ここまで丹精込めて育ててきたのです。

どんな実になるのか、最後までその成長を見届けたい。

そんな気持ちで収穫の日を待ちました。

2025年10月、いざ収穫!そして渋柿との遭遇

そして2025年10月、ついに収穫の時を迎えました。

実の形をよく見てみると、種を植えた元の柿とは少し違います。

元の柿は平べったい形だったのですが、わが家の柿はなんとなく渋柿のような形をしている……。

嫌な予感がしつつも、とりあえず切って、少量かじってみました。

その瞬間、口の中に広がるもの凄い渋さ!

やはり、渋柿でした。

期待していた結果ではありませんでしたが、これもまた自然の摂理です。

この強烈な渋さを少しでも早く取る方法はない?

と、検索してみると、「りんご」が良いとの情報が目に留まりました。

早速、手元にあったりんごジュースを飲んでみたところ、口の中の渋さはかなり緩和されました。

まとめ

7年間育ててみて渋柿だったのは、正直、少しがっかりしました。

ですが、食べた種から発芽し、実が生るまでの成長の過程を自分の手で最後まで見届けられたことには、大きな達成感と、何とも言えない喜びがありました。

ちなみに、この渋柿をどうするか。

気が向いたら、美味しく食べられる渋抜き方法なども調べて、またブログでご報告できたらと思っています。

今が旬の柿。

もしかしたら、美味しい柿を食べた後に

「種を植えたらどうなるだろう?」

と。考えている方もいるかもしれません。

7年という長い時間はかかりますが、食べた種から実がなるという経験は、想像以上に楽しいものです。

このささやかな体験記が、どなたかの参考になれば幸いです。